全身調整
全身調整
僕が考えるそれぞれの役割(理想の施術)
全身調整が必要な理由をお話する前に、僕が考えるそれぞれの役割についてお話させていただきます。 上の図のように選手を支えるスタッフは役割が分かれていると考えています。 セラピストは体を整えること、トレーナーはトレーニングをサポートすること、コーチ・監督は競技の戦術を教えることが主な役割だと思っています。 例えば、バスケ選手のPGに対しては、セラピストは体がスムーズに動くように整える、トレーナーはステップワークを高めるために必要な体幹や下肢などの筋力や連動する動きを鍛える、コーチ・監督は状況判断やゲームコントロールなど勝つための戦術を教えることが主な役割になると思います。
スポーツに関わるセラピストはたくさんの種類があると思いますが、例えば整体師の場合だと上の図のように3段階でアプローチすることが重要と考えています。 まず全身調整、次に気になる部位と全身を調整、最後に気になる部位の専門の施術所での施術です。 例えば、右膝の痛いバスケ選手の場合は、まず全身から右膝が痛くなる原因を探し全身を調整する。次に、施術での効果を分析し、右膝を含む全身を調整する。右膝が痛くなる原因を全身調整しても痛みが残る場合、膝専門の施術所で施術していただく。この流れでの施術が理想と僕は考えています。その理由を次に説明していきます。
2種類の関連性
痛みのある部位に痛くなる原因があるとは限りません。例えば、膝の痛みの原因が腰にあることもあります。このことを様々な言い方がありますが、ここでは関連性と表現します。 僕は整体において関連性は2種類あると考えています。 1つは説明できるもの、もう1つは説明しづらいものです。 1つ目の説明できるものは、例えば、膝の痛みの原因が腰の筋肉の張りや関節の歪みで生じる場合です。腰仙筋膜の張りがハムストリングスと続き、膝関節の運動軸をずらしてしまうことが膝痛の原因となっているなど仮説が立てやすく説明できるものです。 もう1つの説明しづらいものは、例えば、足部の立方骨(足のくるぶしの辺り)の歪みを整えると肩の痛みが軽減することがあります。これは論理的に説明しづらいものです。でも、実際、整体をやっているとみられることです。
全身調整を行う意味
2種類の関連性でご説明したように、人間の体は全身繋がっていて、痛みや違和感など気になる部位に原因があるとは限りません。 僕は痛みや違和感の原因は「層」と「数珠繋ぎ」になっていると考えています。例えば、上の図のように右膝痛の原因が右足首にあったこともあります。その方は数年前、右足を捻挫されたとのことでした。 全身を検査して、どこがどの程度良くないのか、どの順序で悪くなっているのか、1回施術すると全身はどのように変化するのか、「層」かつ「数珠繋ぎ」となっている原因を見つけてアプローチする。 だから、まず全身を調整する必要があると考えています。
最後に気になる部位の専門へ
まず全身調整、次に気になる部位と全身を調整、それでも気になる部位の痛みや違和感が改善されない場合は、より専門的な施術所での施術が望ましいと考えています。 僕は「全身調整」のプロフェッショナルですが、肩専門、膝専門など1つの部位専門で施術されておられるセラピストには正直、知識や技術は劣ります。ですので、僕が改善できない痛みや違和感は、その部位専門の施術所での施術へ移行することをご提案します。 選手人生は一度きり。僕は選手を支えるチームの一員であり、大事にしていることは「諦めないこと」です。選手をチームで支える。それぞれの役割を全力で尽くす。すべては、選手に「身震いするほどの感動」を味わっていただきたいからです。
